L.L.ブラケット of 株式会社ミツバオーソサプライ

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L.L.(Lock and Loose)-bracket

ll_img.pngクリックで拡大LL-bracketは通常のブラケットの機構に加えて次の二つの機能を含んでいる。一つは、必要に応じて主線との摩擦(friction)を小さくしたり、逆に摩擦を大きくする機能をもつ。歯牙を主線に沿って近遠心的に移動させようとする際には摩擦が小さい方が効果的な移動が期待できる。また移動させたくない場合は摩擦を高めて主線と固定(lock)することもできる。その機能を使って固定歯と非固定歯とを使い分けることが可能となる。もう一つの機能は、歯牙の細かいローテーションのコントロールをワイヤーの屈曲なしに可能としている。また必要に応じて治療中を通じてオーバーローテイションを維持することも容易である。

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ll01.jpg LL-bracketはワイヤーを受けるスロットのベース面に特徴がある。ベースは両フレンジを超えた長さがあり、結紮線によるワイヤーの歯面方向への力を点ではなく面によって受ける機構となっている。また、ベース面は平面ではなく凸形に角度がつけられている。


ll02.jpg主線に対しての結紮の仕方で、歯牙の移動形式に差がでる。

  • イ:片側のフレンジを結紮することにより、ワイヤーとブラケットの間の摩擦は減る
  • ロ:両側のフレンジを普通に結紮すると、通常のブラケットと同様に機能する。
  • ハ:両側のフレンジを意図的に強く結紮すると、ワイヤーがベース面の角によって歪み、ブラケットはワイヤーと固定される。

ll03.jpgたとえば犬歯などを主線に沿って遠心へ送ろうとした場合

  • イ:通常のブラケットの、ベース面ではワイヤーを強く結紮すると移動し難くなり、ゆるやかに結紮すると歯牙唇面に遠心への力が加わることによって唇面が遠心へ回転する。
  • ロ:LL-bracketでは遠心フレンジのみを結紮し、回転に抵抗した状態を維持しながら、ワイヤーとの摩擦が少なく移動が可能となる。

ll04.jpgイとロのように結紮の仕方を変えることによってワイヤーとの摩擦を利用して固定歯と移動歯の使い分けができる。


ll05.jpgワイヤーから離れている側の片側フレンジを結紮することによって捻転を治し(イ)、そのフレンジを結紮し続けることによってover rotation(over correction)を維持することが可能となる。


与五沢文夫先生著「プラクシスアート」より

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